工藤庸子, 放送大学教授,
eternel imparfait

フリーになりました

2010年 3月 20日

60半ばは人生の節目。考えたすえ、生き方の選択として、放送大学の専任を辞めました。これからは、本を読んだり、原稿を書いたり。そして、可能なかぎり生涯学習という現場の活動はつづけたい、と思っています。

4月からは、放送大学東京世田谷学習センターの客員という立場。職責は「センターの活性化」なのだそうですけれど、さあ、どうしたらいいでしょう? あれこれとメニューを考えました。

①公開ゼミ「多文化の共存」:あらかじめ読む本を予告して、読書会スタイルでおこなう研究会。なるべく参加者にも発言してもらい、知的に、なごやかに。上手くゆくかどうか、わかりませんけれど。当面は、長年の友人である管啓次郎さんの著作や翻訳を素材にしたいと思います。皆が内容に関心をもったところで、たぶん秋になってから、管さんと私の「トークセッション」をやります。手始めは、昨年の末に出た『斜線の旅』(インスクリプト)。読みやすく広がりのある書物です。

②フランス語教室:参加フリーで質問を受け付けるコーナーとゼミ型に分ける。対象は原則として、放送大学の学生に限ります。参加者の顔ぶれを見て、内容を考えましょう。頑張ってついてきてくれる人が何人かいれば、プルーストやフロベールをとりあげて、本格的な原典講読をやってみてもいいと思っていますが、これは希望者が名乗りを挙げてくれないと……。

③卒業研究公開ゼミ:人文系の分野について、研究テーマの探し方、研究計画の立て方、プレゼンテーションの方法、等の相談や指導を、ゼミ形式で行う。卒業研究を履修中の学生、すでに卒業研究を履修し大学院進学などを考えている学生も対象とします。

④残り時間はオフィス・アワー:掲示などで予告します。

とりあえずは企画のみ。大学で定められた教務的なプログラムではありませんから、運営の仕方も臨機応変、ということで。4月始めに、核となる学生さんたちと打合会をやり、定期的に、このHPで広報活動をします。

これまで面接授業や大学院・学部のゼミなどで出会った学生さんたちへ:
公開ゼミの活動的メンバーになってみようという方、以下のアドレスにご連絡ください。公開ゼミの連絡責任者は、昨年度、卒業研究を履修した大洞(だいどう)敦史さんです。打合会の日時などの情報をふくめ、回覧メールをお送りします。
hoppecke(アットマーク)goo.jp

そして最後にご報告。ご覧のように新しい本が登場しました。『宗教vs.国家──フランス〈政教分離〉と市民の誕生』(2007年、講談社新書)の延長上の仕事です。気がついたら、もう3年もたってしまって。。。

ドーメニル湖
K.NAKATA

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