工藤庸子, 放送大学教授,
eternel imparfait

ウェブ教材と面接授業

2007年 9月 20日

初修外国語のポータルサイトに、東京大学との連携プログラムによる教材があらたに立ち上がりました。

http://www.campus.u-air.ac.jp/~gaikokugo/webGaikokugo/menu_france.html

「発音編」は、ネイティヴの口元を見ながらリピート練習するためのもの。「文法編」は、東京大学の初修フランス語クラスで広く使われている文法教科書(石井洋二郎著『新フランス文法要説』朝日出版社)から例文を抜き出し、これをイメージと結びつけ、フランス語+日本語訳+簡単な文法説明をつけたもの。発音練習はいうまでもなく、聴き取り練習や作文の素材、文法の復習などにも使えます。パソコンの操作性を活かした教材をつくることには、DVD制作とは違う面白さがありますね。

放送大学に着任して、早くも4年目。これまで首都圏の面接授業では、もっぱら「初歩の○○語」を展開し、とりわけアラビア語やアジア系の言語など、外国語の数を増やすことをめざしてきましたが、そろそろ、グレードを上げたフランス語の授業も出してみようと思っています。

近いところでは、10月開講の2学期。いささか定食風ではありますが、『星の王子様』の後半(ここをクリックすると教材のPDFをダウンロードできます)。そしてもう一つ、年末にシャンソンの授業が予定されています。いずれもわたしと若手研究者とネイティヴの先生という3人組です。結構、「贅沢な講師陣」だと思いません? 場所は世田谷学習センターで、2時間半の授業5回を2日ないしは3日で集中的にやってしまいます。まだ「追加募集」があるはずです。

ちなみにドイツ語では、二学期にグリム童話を読む授業があります。ロシア語は、冬の集中講義で民謡と童話を素材にした授業を開講します。外国語ポータルサイトと連動させて、学期ごとに、関連する面接授業のラインアップを予告するサイトを考案中。近いうちに試作を立ち上げる予定です。

面接授業の申し込み方法などは、大学事務の面接授業係にお問い合わせください。

電話:043-298-4266 平日および土曜午前(祝日を除く)
e-mail:schooling@u-air.ac.jp

わたしが自慢に思うのは、放送大学の面接授業の教壇に立っている若い先生たちが、それぞれ本格的な研究者であって、留学経験も長く、その国の文化について、現代世界について、世界の歴史について、正しく語れるということです。ABCの授業をやっているときだって、ホンモノの知性は光るはず。放送授業とウェブ教材に欠けているのは、生身の人間どうしのコミュニケーションの機会です。どうぞ面接授業を活用してください。

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